移住のアイコン ツアーがきっかけで移住しました

ヘルメットが似合うようになったといわれます

松原 瑞浦
所属/名前 真庭バイオマス発電株式会社 松原 瑞浦さん 30代
略歴 出身:東京都
東京の大学工学部卒業→大阪の中堅メーカーに就職→2015移住転職

「里山資本主義」を読んで真庭市の取り組みを知りました。2014年バイオマスツアーに参加して、この地域の可能性を感じ、ここで働きたいと思うようになり、Iターンしました。
現在はバイオマス発電所で視察ガイドと総務の担当です。
今は、もっと勉強して、木質バイオマスの供給源としての林業とさらに連携して地域エネルギーの電力供給を実現させたい。
これまで全く縁のなかった土地なので、学生時代の友人には驚かれますが、大企業と違ってゴールを自分で探せる仕事に魅力を感じています。
理系女子が就職でもっと地方の情報にアクセスできる方法もあればいいと思います。
欲をいえば皆で夢を語り合えるしゃべり場がほしいかな。

念願かなって環境の仕事につきました

藤井 瑞穂
所属/名前 真庭木材事業協同組合 藤井 瑞穂さん 50代
略歴 出身:岡山県倉敷市
県立高校教諭(物理)→2015年移住転職

高校教師を26年間。2014年バイオマスツアーに参加し、真庭の取り組みに将来性と情熱を感じました。特に木質発電は、出来上がってからではなく、稼働し始めるところから関わりたいと熱望し、定年10年前に教師を辞めてIターンしました。専門が物理なのに再生エネルギー志望というのは変かもしれません。安定した公務員からの転身は家族には晴天の霹靂で妻は寝込み、子供たちも最初は賛成ではありませんでしたが、県内なので週に2回は朝のゴミだしをしに帰り(笑)今では理解してくれています。山仕事の研修を経て現在は組合の総務と集積基地見学の説明を担当しています。
誰でも収入にとらわれがちですが幸せの価値をどこに置くかだと思う。次世代に森林とエネルギー環境を引き継ぐシンプルな生活の満足感、山の仕事で新緑や紅葉に囲まれ、青空と雲を見ながら食べる弁当のおいしさは何にもかえられません。

霞が関から真庭へ

富永 翼
所属/名前 真庭市役所 環境課 富永 翼さん(旧姓:高下) 30代
略歴 出身:北海道苫小牧
国家公務員(農業土木職)→環境省へ出向自然再生担当→2016年真庭市環境課職員に転職 移住

環境省勤務の頃、バイオマスツアーと連携した企画イベントの開催を担当したことがきっかけで、真庭に通うようになりました。全国の環境イベント企画する立場から、真庭の取り組みに関心を寄せていましたが実際に訪れて山の深さや川の美しさなど様々な魅力に引き込まれ、全国の中山間地域の発展モデルとなる可能性が非常に高いと感じました。イベント後の打ち上げで若い世代の地元を盛り上げようというパワーに圧倒され、いつの間にか仲間に入っていたという感じです。この地域のプレーヤーとして地域のために頑張っていきたいと思うようになりました。
移住して2年ですがすでにここが故郷のような存在になり、地元出身の妻にも出会いました。私にとってはとても自然な流れで暮らしを楽しんでいます。

古民家に住んで暮らしも仕事も自然体

吉鶴 尚美
所属/名前 真庭市役所 吉鶴 尚美さん 40代
略歴 出身:山口県
大学卒業後周南市職員10年→広島の学校で勉強→会社員→2012年真庭市職員に合格 移住 現在教育総務課所属

人生3回目の就職活動は、出身地と同じ中国地方で、バイオマス事業の取り組みで印象に残っていた真庭市の採用試験を受けることにしました。初めて来たときから山並みや勝山の町並みの美しさと地元の人たちの親切さが心に残りましたが、実際に住んでみてその印象はかわりません。
豊かな自然と季節の移ろいを確かに感じられるダイナミズムの中で、都市の暮らしに疲れていた自分が快復していくのを感じました。その思いを、公務員としては「真庭ライフスタイル」という生き方に定義しています。今は古民家を買い、定住しました。
現在教育総務課で、就学援助や教育支援を担当しています。だれもが、個性と能力を伸ばし、どこにいても自分の人生を自分の手で作れるように応援していきたいと思います。

働き方のアイコン 新たな働き方がうまれました

本業+林業・農業という生き方

元井 哲也
所属/名前 真庭市交流定住センター 元井 哲也さん 30代
略歴 出身:真庭市
県外の大学卒→鳥取で会社員→Uターン 真庭市交流定住センターコーディネーター→2015移住転職

家具工房を営む両親が関西からIターンで移住した真庭二世。大学、社会人と地元を離れた後、やはり故郷が好きで戻ってきました。真庭では職人、モノづくり、農業など複数の生業で生計を立てる若者が増えています。最近は本業(在住地)とサブワーク(休日移住)ができる生活にも関心が高まっていますが、真庭はそれが実現できる地域です。「ゆるやかに林業、農業に関わりながら地域とつながり、ゆとりある暮しをしたい。」その道一筋の生き方とは違った新たな価値観ですが、いろんなことができた昔の里山の人のような暮らしを見直したいと思います。
お金だけではない時間、空間、人のつながりを大切にしたい方々の移住のお手伝いや、地域内人材派遣が出来る基地としてセンターが機能できるように頑張っています。

林業の将来を担う力になりたい

樋口 正樹
所属/名前 真庭木材事業協同組合 集積基地 樋口 正樹さん 30代
略歴 出身:真庭市
岡山で車の営業マン→2010年Uターン

一度は真庭を離れ都会で車の営業マンとして社会人を楽しんでいましたが真庭のバイオマス事業が本格化した際、木材業の父親からその可能性を説かれて家族とともに地元に戻る決心をしました。大型車、重機免許もそれから取りました。山の仕事を予想以上に好きになり、現在は、父と同じ職場のバイオマス集積基地で木材の集積管理、データ分析など全ての業務に携わる毎日です。
 山と木材をもう一度価値あるものに変えたいという一心で日々試行錯誤しています。日本中の戦後植栽された木々が伐採する時期になる今、林業は大きな転換期を迎え、まだゴールが見えない現状は大変ですが、やり甲斐を感じます。三世代同居ですが、家では同業者同士で仕事の話は一切しないことも円満の秘訣です。
田舎には田舎ならではの夢があります。

リサイクルで地域をつなぐ

山口 浩
所属/名前 真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合
山口 浩さん 30代
略歴 出身:真庭市
大阪で大学生活→社会人でUターン→精密部品製造、医療現場など経験→湯原温泉街のBDF事業担当→環境リサイクル事業継続

真庭市がバイオマス事業に取り組み始めたころ、使用済食用油による燃料(BDF)の製造に関わりました。主に温泉旅館や飲食店から回収した油で軽油に変わる車の燃料を精製するしくみを市内に広め、現在は、家庭からの生ごみ・し尿を原料とした、メタン発酵のテストプラントを運営し、安心安全なバイオ液肥(液体肥料)を普及させる活動をしています。ここ10年、市民の環境に対する意識も変わってきたと感じます。真庭のメインである木質循環とともに市民の暮らしからでるバイオマスを活用し環境ストレスのない循環型社会を構築するのが夢です。日々試行錯誤ですが、資源循環のしくみは廃棄物処理のコスト削減もでき、幅広い世代の仕事を創り、つなげられることに将来性を感じています。

農業の楽しさにはまっています

中村 妃佐子
所属/名前 真庭環境衛生管理株式会社十字屋ファーム
中村 妃佐子さん 40代
略歴 出身:真庭市
事務職→野菜栽培

農業とは無縁だった私ですが、新たに稼働したバイオ液肥による野菜栽培を勧められ農業の楽しさにはまりました。液肥とは地域の一般家庭の生ごみなどをメタン発酵させてできた肥料です。事務職からのチャレンジは、最初はたいへんでしたが今では仲間と話し合いながら、レタス、いちご、空心菜、かぼちゃなどを栽培し、試行錯誤を重ねて品質も向上しています。3人の主婦が育児や家事をやりくりしてほぼフルタイムで畑にでています。時にはおしゃべりしながら作業して、皆、肩こりや頭痛が解消したと言っていますし、よく眠れて、ストレスやダイエットにも効果あり。化学肥料を極力使わない農業であること、がんばればおいしい野菜が評価されよく売れることが励みになっています。一石何鳥にもなる、やりがいのある毎日です。

農業を始めるハードルは高くない

入澤 靖昭
所属/名前 ㈱蒜山グリーンフィット 入澤 靖昭さん 30代
略歴 出身:真庭市
県内で大学生活→Uターン→農業法人グリーンフィットを設立し代表。2017年で12年目。

将来の目標が定まらないまま、就職にも迷っていました。その時、地元で農業の担い手不足解決のため、農業法人立ち上げ話が進んでいること知りました。元々、地元を盛り上げたいという気持ちは強かったので、戻る決意をし、卒業と同時に農業人生がスタートしました。天候に左右され計画通りいかないたいへんさも実感していますが、自分の仕事がすべて自分に返ってくるやりがいのほうが上回っています。今は野菜づくりに没頭する毎日です。生協やハンバーガーチェーンにもトマトやレタス栽培で契約もでき多くの人に安心とおいしさを届けていると自負しています。若い世代に、工夫する農業の将来性を示したいと思います。きのこ栽培や堆肥で地域バイオマスを活用し、農業体験の子供たちの受け入れもしています。

盛り上げるアイコン 地元を盛り上げています

地域の課題解決もバンド活動もパワフルに

まにワッショイ
所属/名前 まにワッショイ
岡本康治さん(旅館)、住田明大さん(青果店)、鈴木尚さん(豆腐製造) 30〜40代

地元の商店主や会社や行政で働く人メンバーが、日々発生する地域の課題や頼まれごとを楽しくこなす集団「まにワッショイ」を2010年11月に発足させました。最初3名だった会も、現在メンバーは約60名。バイオマスツアーでもご覧いただく明治40年建築の木造校舎「旧遷喬尋常小学校」(国指定の重要文化財)は、昔の林業の隆盛と教育にかけた先人たちの思いを象徴する真庭のシンボルの一つです。ここでかつて給食に関わっていた人たちも加わって「なつかしの学校給食」を提供して人気を集めています。また古民家をメンバーが手作りで改装して子供たちの放課後の居場所の運営も始めました。みな本業を持ちながら地域を盛り上げるさまざまなことを試みています。地域の魅力はなんといってもそこに暮らす人だと思います。全国からの新しい仲間大歓迎です。

元祖バイオマス 醸造業の若旦那衆が結集

まにわ発酵‘S
所属/名前 まにわ発酵‘S
河野尚基さん(酢味噌製造5代目)、辻総一郎さん(御前酒蔵元7代目)、落昇さん(落酒造杜氏5代目) 30代

出雲街道に近く、城下町も有する真庭では旭川の軟水と備中川の中硬水という水の豊かさがあり古くから醸造業が栄えてきました。酒蔵、味噌蔵を引き継ぐ次世代と自家栽培ヤマブドウワインで評価の高いワイナリー、地元蒜山高原のジャージー牛によるチーズづくりなど新たに発酵に関わり始めた人たちが集い2012年「まにわ発酵‘s」を結成しました。発酵は古来より受け継がれた元祖バイオマス活用といえます。水、空気、気候、微生物、農産物、伝統の技の好条件があいまって初めて安全でおいしい食べものができます。「日本酒、味噌、醤油、酢、ワイン、チーズ」これらの発酵食品を地元産で揃えられるということもまさに地域の豊かさだと思います。その強みと伝統を継承しながら新しい発酵文化も作りだしていきたいと思います。

古民家カフェで地域をつなぐ

松尾敏正
所属/名前 コミュニティカフェ経営 松尾敏正さん 40代
略歴 出身:大阪
飲食業→2014年地域おこし協力隊→移住起業

地域おこし協力隊の隊長を経て、祖父ゆかりの地でもある真庭に移住しました。
大阪では複数の飲食業店舗を経営していましたが今後の人生の優先順位を考えなおしたとき、家族と過ごす時間を大切にしたいと思うようになりました。2016年、江戸時代からの町並みを残す勝山で、大正時代の写真館だった古民家カフェ「ろまん亭」を引き継ぎ新規オープンさせました。
飲食業の経験を活かし、地域の人たちが気軽に立ち寄れる、観光客の方々もゆったりした時間も過ごせる店をめざしています。いろんな人たちをつなぎ地域がますます賑やかになるような企画も常に考えています。古民家の良さは空間と非日常の時間につつまれることです。このカフェが、地域の未来をみんなで語り合う場になればいいなと思います。

女子力でバイオマス地域を盛り上げたい

松尾敏正
所属/名前 チーム バイオマス女子
真庭観光連盟、地元事業者、温泉旅館組合、市役所などのバイオマス事業およびツアー運営に関わる女性約20名

真庭市のバイオマス事業開始24年。バイオマスツアー開始から10年。この間多くの方々にお越しいただきたくさんの交流が生まれました。外の方々に教えていただくことによる地元再発見や、ツアーをきっかけに移住される方もでてきたことが大きな励みになっています。そこで、さらに真庭の今を発信するため、バイオマス事業やツアーに関わる女性の情報交換の場として、2017年3月に結成しました。
林業、木材業、発電所などの現場は男性の職場のイメージが強いですが、女性たちの活躍の場も確実に増えています。女性の視点で資源循環を考え、暮らしやすい地域づくりを語り合えるゆるやかな場になればと思います。もちろん勇気ある男性の参加も歓迎です。